日本へ帰って、たくさんの出会いがあって、盛りだくさんでメキシコに戻ってきました。
しばらく、放心状態で、まだ、体と魂が分離してる感じ・・・
TERRYのワークショップの報告は、彼の教え子で、今回このワークの企画を立ててくれたJIDAI氏のホームページにとても的確に書いてあるので、彼の許可を得て、ここに転載することにしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/mime_jidai/43707367.html から
(このページには、クラスの様子の写真が添えられてあります)
待望のワークショップ! 2010/8/2
私の師匠であるテリーさん、昨日4~5年振りに日本に一時帰国してのレッスンを開催してもらいました。
JIDAIオーガニックマイムクラスのクラス生には当時テリーさんのクラスに参加していた人もいますけれど、多くは私の話でしか知りませんから、とても貴重な時間となりました。
今の私JIDAIはテリーさんあってですけど、やはり私が教えるものとテリーさんが教えるものとでは、全く一緒というわけにはいきません。
それはテリーさんの師匠であるステファン氏とテリーさんとでも同じことが言えるでしょう。
けれど、最も大事なところ、私たちのマイムがマイムであるための絶対に崩してはならないところは、伝わってきていると思うんです。
きょうのテリーさんの言葉でとても大事なものがありました。
「マイムはイリュージョニストではない。
マイムはアクターである。」
イリュージョニストとは、イリュージョンをする人、つまりいわゆるマイムテクニック(カベとかロープなど)をする人ということです。
もちろん、イリュージョンテクニックはストーリー展開のために必要に応じて使いはします。
けれど、大事なことは・・・
インナーチェンジ。
内側の目に見えない変化を、目に見えるものにすること。
感じさせること。
マイムアクターは、内面を表す存在でなくてはならず、
ある種の内面の状態から別の状態に移り変わる、その変化の過程を見せて、
初めてマイムアクターであるというわけです。
そして、身体と内面、呼吸が一体となり、それらが1つのものとして存在しなければならない。
そこには、その人自身の個人性が残っていてはならず、普遍のものとして存在する必要があるということ。
見ている人が、演者を見るのではなく、演者を通して自分を、そして向こう側の宇宙を見ることが出来るように、舞台で存在しなければいけないということなんです。
マイムアクターは自分(という個人)であってはならない。
マイムアクターはあらゆる人(だれでもない)でなくてはならない。
もちろん、並大抵のことではありません。
しかしながら、ステファン氏、テリーさんとそれを体現している人を師匠として持つわけですから、私自身精進し、そこは今後もずっときちんと伝えていく責任があります。
ステファン氏のアシスタントアクターである女性が、ポーランドでの私のマイムパフォーマンス、とても静かなタイプのものでしたけれど、それに対して、
「こんなに身体からエネルギーが出ている人を見たことがない。」
とわざわざお別れ間際に興奮醒めやらぬ様子で言いに来てくれました。
それは素直に、とても嬉しかったです。
とは言いましても、ステファン氏、テリーさんにはそれはまだまだ遠く及ばないことは、自分自身が一番よく分っています。
それは一生、及ぶことはないかもしれませんけれど、日本でこのマイムを引っ張っていく身としまして、わずかずつでも進んで行かなくてはと、改めて心引き締まる思いがしました。
参加したクラス生はみんな、私ではまだまだ伝えきれないものを、テリーさんからしっかりと感じ取ってくれことと思います。
忙しい中、レッスンをして下さったテリーさんに感謝!
有難う JIDAIさん
E-movement Theater represents mime art and physical expression that mirrors emotional changes that are beyond words.
8.14.2010
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